「うちの子、5歳なのに足し算ができない…」そんな悩みを抱えていませんか？
周りの子が「3+2は5！」と答えているのを見ると、焦る気持ちもよくわかります。
しおりでも安心してください。
5歳で足し算ができない子は10人に1人。決して珍しくありません。
むしろ、無理に教えようとすることが算数嫌いの原因になることも。
この記事では、5歳の発達段階に合った教え方から、楽しく学べる具体的な方法まで、すべて解説します！
- 統計データでわかる5歳児の発達の目安
- 足し算の前に必要な「数の概念」3ステップ
- 5歳の子に家庭で足し算を教える具体的な方法
- ゲーム感覚で楽しく学べる「そろタッチ」の魅力
- 親がやりがちなNG対応と正しい接し方
焦らず、お子さんのペースで「算数って楽しい！」と感じられる環境を一緒に作っていきましょう。
5歳で足し算ができないのは普通？発達の目安
5歳で足し算ができないお子さんは、決して珍しくありません。
この時期の算数能力には大きな個人差があるんです。
ここでは以下の3つのポイントから、5歳の発達目安を見ていきます。
5歳児の9割は「3+2」ができる
5歳児の約90%は「3+2」のような簡単な足し算ができます。
東京家政大学の研究によると、5歳で簡単な足し算を理解できる子どもは全体の約9割という結果が出ています。
（参照：幼児期の数概念形成についての研究）
ただし、この数字を逆から見ると10人に1人は5歳で足し算ができないということ。
つまり、幼稚園の1クラスに2〜3人は足し算が苦手な子がいるのが普通なんです。
さらに、この研究で言う「できる」の基準も緩やかです。
- 答えが5以下の簡単な足し算（1+1、2+2など）
- 指やおはじきを使って数えてもOK
- 時間をかけて答えが出せればOK
瞬時に暗算で答える必要はなく、数える過程を経て答えが出せれば「できる」に含まれます。
周りと比べて焦る気持ち、よくわかります。でもデータを見るとちょっと安心ですね。
数の理解は段階的に進む
5歳で足し算ができない理由は、数の理解が段階的に進むからです。
足し算ができるようになるには、その前にいくつもの発達段階を経る必要があります。
- ステップ1｜数字の形を認識する（2〜3歳）
- 「1」「2」「3」という数字の形がわかる段階
- 数字と文字の違いがわかる
- ステップ2｜数唱ができる（3〜4歳）
- 「いち、に、さん…」と順番に唱えられる
- まだ数の意味は完全理解していない
- ステップ3｜数と量が一致する（4〜5歳）
- 「3個取って」と言われて正確に3個取れるようになる
- 数字が「量」を表していることを理解する大切な時期
- ステップ4｜数の大小がわかる（5歳）
- 「5と3、どっちが多い？」という質問に答えられる
- ステップ5｜数の合成・分解ができる（5〜6歳）
- 「5は3と2」のように数を分けて考えられる
ここまで来てやっと足し算の準備が整います！
5歳で足し算ができないお子さんは、実はステップ3や4でつまずいている可能性が高いんですね。
しおり１つずつクリアしていくことが大事ということですね！
焦らず見守ることが大切
5歳で足し算ができなくても、焦らず見守ることが一番大切です。
無理に教えようとすることが、実は一番のリスクになってしまうから。
早期教育の落とし穴として、以下のような問題があります。
- 親の焦りが伝わり、お子さんの自己肯定感が下がる
- 算数嫌いになってしまう
- 丸暗記だけで本質を理解していない
一方、お子さんのペースに合わせて楽しく学んだ場合は、「算数って面白い！」という気持ちが育ち、小学校で自信を持って学習できます。
文部科学省の調査でも、幼児期に無理な先取り学習をした子より、遊びの中で数に触れた子のほうが、小学校高学年での算数の成績が良いというデータが出ています。
小学校入学後、1年生の1学期で足し算を丁寧に学びます。
つまり、5歳で足し算ができなくても全く問題ありません！
しおり焦って無理強いは禁物！
足し算の前に必要な「数の概念」3ステップ
足し算の前に、まず「数の概念」をしっかり理解することが大切です。
いきなり「1+2=3」を教えるのではなく、数の本質的に理解すると、自然と足し算ができるようになります。
ここでは3つのステップに分けて解説します。
- ステップ1｜10までの数を理解
- ステップ2｜数の大小・合成を学ぶ
- ステップ3｜具体物で足し算を体験
ステップ1｜10までの数を理解
まずは10までの数を、量として理解できるようにしましょう。
単に「いち、に、さん…」と唱えられるだけでは不十分です。
具体的には、以下のことができるかチェックしてみてください。
- 「3個取って」と言われて正確に3個取れる
- 5個のリンゴを数えて「5個ある」と言える
- 数字の「5」を見て、5個の量をイメージできる
おすすめの練習方法は、おやつの時間を活用すること。
「今日のクッキーは何個？」
「ママに2個ちょうだい」
など、日常会話の中で数を意識させると、自然に量の概念が身につきます。
また、お風呂で10まで数えるのも効果的！
毎日の習慣にすることで、数の順序と量が結びつきやすくなります。
しおり遊びながら学べて一石二鳥ですね。
ステップ2｜数の大小・合成を学ぶ
数の大小がわかり、数を分解・合成できるようになることが、足し算への近道です。
特に「10の合成」は、これから先の算数の基礎になるので重要。
まず、数の大小を理解しているか確認しましょう。
- 「3と7、どっちが多い？」に答えられる
- 積み木を並べて「こっちのほうが多いね」と言える
次に、数の分解・合成です。
分解・合成というと難しく聞こえんますが、要は「5は、3と2に分けられる」「4は、2と2でできている」といった理解のこと。
10の合成の組み合わせ
- 1と9
- 2と8
- 3と7
- 4と6
- 5と5
これらの組み合わせを、遊びながら覚えていきます。
おすすめは「指で10を作るゲーム」
「ママが3本出したら、何本出せば10になる？」と質問しながら、一緒に指を使って確認。
視覚的に10の合成が理解できます。
また、おはじきやブロックを使って「10個を2つのグループに分けてみよう」という遊びも効果的。
何度も繰り返すうちに、自然と10の合成が身につきます。
しおり5歳なら遊びながら足し算を覚えられるといいですね。
ステップ3｜具体物で足し算を体験
具体物を使って、足し算を「体験」させることが大切です。
紙に書いた「2+3=」を見せるのではなく、実際にモノを使って「合わせる」経験をさせましょう。
というのも、5歳児はまだ抽象的な思考が難しい年齢だから。
目で見て、手で触って、「増える」感覚を体験することで、足し算の意味が理解できます。
具体的な方法はこちら。
- 手順①おはじきやブロックを用意する
- 同じ形のものを10〜20個程度準備
- 手順②まず2個並べる
- 「これが2個だね」と確認
- 手順③隣に3個並べる
- 「こっちは3個だね」と確認
- 手順④「合わせたらいくつ？」と聞く
- お子さんに1から数えてもらいます。
- 手順⑤「2と3を合わせたら5個になったね！」と確認
何度も繰り返すことで、足し算の概念が身につきます。
最初は答えが5以下の簡単な問題から。
慣れてきたら、少しずつ数を増やしていきましょう。
しおり焦らず、お子さんが「わかった！」という顔をするまで、同じ問題を何度も繰り返すのがコツです。
5歳の子に足し算を教える具体的な方法
5歳のお子さんに足し算を教えるなら、日常生活の中で楽しく学ぶのが一番です。
机に向かってドリルをやらせるより、遊びや生活の中で自然に数に触れることで、算数が「楽しい」と感じられるようになります。
ここでは3つの具体的な方法を紹介します。
指・おはじき・おやつで数える
指やおはじき、おやつなど、具体物を使って数える練習をしましょう。
5歳で足し算ができない子の多くは、抽象的な数字だけでは理解しにくいもの。
目に見えるもの、触れるものを使うことで、数の概念がグッと理解しやすくなります。
指を使った計算
「指を使うのは良くない」と思っていませんか？
実は、指を使って計算することは全く問題ありません。
むしろ、数の量を視覚的に理解する良い方法なんです。
広島大学の調査でも、子どもの頃に指で計算していた人は7割近くいて、ほとんどが小学校3年生までに自然と卒業しているというデータがあります。
（参照：数の理解における身体性に関する総合研究）
おはじきやブロックを使う
おはじきやブロックは、足し算を「視覚化」するのに最適。
「2個と3個を合わせると？」と聞きながら、実際に並べて数えます。
最初は答えが5以下の簡単な問題から始めて、徐々に数を増やしていきましょう。
おやつで算数タイム
おやつの時間は、算数を学ぶ絶好のチャンス。
「クッキーが5枚あるよ。ママに2枚ちょうだい。残りは何枚？」
こんな会話を楽しみながら、自然と引き算の概念も学べます。
しおり「全部食べていいよ」より「何個食べる？」って聞くほうが、算数の練習になりますよ。
生活の中で算数遊びを取り入れる
日常生活の中に算数遊びを取り入れることで、無理なく数の感覚が育ちます。
特別な教材やドリルがなくても、工夫次第でいくらでも算数の学びは作れるもの。
お買い物で算数
スーパーでのお買い物は、算数の宝庫。
「リンゴを3個カゴに入れてくれる？」
「このお菓子、100円だね。200円持ってるから買える？」
「牛乳パックを2つ取って」
数を数えたり、お金の概念を学んだり、一石二鳥です。
お手伝いで算数
お手伝いの中にも、算数の要素がたくさん。
「お皿を4枚並べてね」（家族の人数を数える）
「お箸を6本取ってきて」（2本×3人分）
「タオルを半分に折って」（分数の概念）
お手伝いを通じて、数の実用性も実感できます。
お風呂で算数
お風呂タイムも、算数を楽しむチャンス。
- 10まで数えながら湯船につかる
- おもちゃの数を数える
- 「浮いてるアヒルが3羽、沈んでるのが2羽。全部で何羽？」
リラックスした状態で、楽しく学べます。
生活の中でさりげなく数に触れるほうが、５歳児には効果的ですね！
褒めて伸ばす声かけのコツ
お子さんの算数力を伸ばすには、褒めて伸ばす声かけが効果的です。
できないことを指摘するより、小さな成長を見つけて褒めることで、お子さんのやる気と自信が育ちます。
褒めるポイント
- 答えが合っていなくても、考えた過程を褒める
- 「頑張ったね」「よく考えたね」など、努力を認める
- 「昨日よりできるようになったね」と成長を褒める
NGな声かけ
- 「何回教えたらわかるの？」
- 「こんな簡単なこともできないの？」
- 「お友達はできてるよ」
こうした否定的な言葉は、お子さんの自己肯定感を下げ、算数嫌いの原因に。
効果的な声かけ例
「わからなくても大丈夫。一緒に考えよう」
「惜しい！もう一回やってみる？」
「すごい！自分で考えてできたね」
「難しかったのに、よく頑張ったね」
また、間違えたときこそ、学びのチャンス。
「どうやって考えたの？」と聞いて、お子さんの考え方を理解することで、どこでつまずいているかがわかります。
つい「なんでできないの？」って言いそうになりますが、グッとこらえて「一緒に考えよう」に言い換えると、子どもの表情が変わりますよ。
オンラインそろばん「そろタッチ」で楽しく学ぶ
5歳で足し算ができないお子さんには、オンラインそろばん「そろタッチ」がおすすめです。
そろタッチは、タブレットを使ってそろばん式の暗算を学べる教材。
ゲーム感覚で楽しく学べるので、「勉強嫌い」なお子さんでも続けやすいんです。
ここでは、そろタッチの3つの特徴を紹介します。
ゲーム感覚で計算力がつく
そろタッチは、ゲーム感覚で楽しみながら計算力が身につく教材です。
従来のそろばん教室と違い、タブレット上でカラフルな珠を動かしながら学ぶので、5歳児でも夢中になれます。
- アニメーションで珠が動くから視覚的にわかりやすい
- ステージクリア型で達成感が得られる
- ランキングやメダルゲットで「もっとやりたい！」という気持ちが育つ
実際に、そろタッチを始めた子どもたちの多くが「楽しい！」「もっとやりたい！」と、自分から進んで学習するようになっています。
次男（5歳）がそろタッチをやりたいと言い始めた！
— きき＠浮きこぼれクエスト (@kiki_jouzu) June 4, 2023
長男（8歳）がやってるときは見向きもしなかったのに！
やりたいと言い出したので、まずは体験教室連れて行きます〜
動画は長男が1年生のとき
珍妙な踊りをしながらそろタッチをしています
長男は2年の時に全クリして卒業 pic.twitter.com/yCWmIGP8tW
従来の紙のドリルだと、すぐに飽きてしまったり、「やりなさい」と言わないとやらなかったりしますよね。
でも、そろタッチならゲーム感覚で取り組めるので、親が言う前に自分から学ぶ習慣が身につきます。
20種類以上のミニゲームが用意されているので、飽きずに続けられるのも魅力。
「お買い物ゲーム」や「かるた」など、楽しみながら数の感覚を磨けます。
「勉強しなさい」と言わなくても学ぶわが子の姿が見れるのも夢ではありません！
5歳から始められる理由
そろタッチは、5歳から始められる設計になっています。
というのも、そろタッチの推奨年齢は年長〜小学2年生（5〜8歳）だから。
この時期は、イメージ力が最も発達する「黄金期」と言われています。
- 黄金期に暗算の基礎が身につく
- 小学校入学前に計算の自信がつく
- 苦手意識を持つ前に、「算数＝楽しい」と感じられる
そろタッチは、まだ足し算ができない段階から始められます。
最初は「5の珠」と「1の珠」の概念を、動画やアニメーションで楽しく学ぶところからスタート。
段階的にレベルが上がっていくので、無理なく続けられるんです。
また、問題の読み上げ機能もあるので、ひらがなが完全に読めないお子さんでも大丈夫。
まさに、5歳のお子さんにぴったりの教材と言えます。
「まだ早いかな？」と思ってる方、実は5歳がベストタイミングなんです。小学校入学後に始めるより、今のほうが効果が出やすいですよ。
そろばん式で「5と10のかたまり」を習得
そろタッチは、そろばん式だからこそ「5と10のかたまり」が自然に身につきます。
この「5と10のかたまり」の概念こそ、算数の土台になる超重要スキル。
そろばんでは、5を1つのまとまりとして扱います。
「5の珠」が1つと「1の珠」が4つで構成されているので、視覚的に5のかたまりを理解できるんです。
「5のかたまり」が身につくとできること
- 6は「5と1」、7は「5と2」と瞬時に分解できる
- 8+4などの繰り上がりも、5を基準に考えられる
- 計算スピードが圧倒的に速くなる
さらに、「10のかたまり」も自然と身につきます。
そろばんは、10進法の構造そのもの。
繰り返し練習するうちに、「10になる組み合わせ」が感覚として染み込んでいきます。
繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算、さらにかけ算やわり算でも活用します。
つまり、そろタッチで身につけた力は、小学校6年間の算数の基礎になるんです。
そろタッチが5歳の算数学習に最適な理由
そろタッチは、5歳で足し算ができないお子さんの算数学習に最適な教材です。
ここでは、そろタッチならではの3つのメリットを解説します。
頭の中でイメージする暗算力
そろタッチで身につくのは、頭の中でそろばんをイメージする「イメージ暗算」です。
頭の中にそろばんの珠を思い浮かべて計算する方法で、実際のそろばんがなくても素早く正確に計算できるようになります。
そろタッチでは、「見えるモード」と「暗算モード」を繰り返し練習。
この反復で、自然とイメージ暗算が身につきます。
イメージ暗算のメリットは次の3つ。
- 筆算より圧倒的に速い
- 暗算検定3級レベルまで目指せる
- 右脳を使うので、記憶力や集中力も向上
5歳で足し算ができない状態から始めても、約2年で暗算3級レベルに到達できる設計になっています。
イメージ暗算ができると、中学・高校でも有利です。
1日15分、送迎不要で続けやすい
そろタッチは、自宅で1日15分の学習でOK。
アプリのみで学ぶ学習スタイルなので、パパママの送迎も不要です。
従来のそろばん教室は週1〜2回通う必要がありますが、そろタッチならオンラインで完結。
ネット生に新規登録、アプリをDL、wifi環境があれば、どこでも学習することができます。
- 1日15〜30分でOK
- タブレット1台あればどこでもできる
- 月額3,960円（税込）
- 入会金・解約金なし
- 登録月は無料で試せる
5歳のお子さんは集中力が長く続かないので、短時間で区切って学習できるのも魅力。
「朝ごはんの前に1ミッション」など、生活リズムに組み込みやすいです。
集中力・思考力も同時に伸びる
そろタッチで伸びるのは計算力だけではありません。
集中力や思考力、やり抜く力など、人生で大切な「非認知能力」も同時に育ちます。
「非認知能力」とは…
- 集中力 ゲーム感覚で夢中になるうちに習慣化
- 思考力 パズルのような問題で論理的思考が育つ
- やり抜く力 ステージクリア型で目標達成の経験
- 自己肯定感 「できた！」が自信につながる
非認知能力は意識の高い親御さんの中で習い事としても注目されていますね！
これらの力は、小学校以降の学習でも、社会に出てからも役立つ一生もののスキル。
5歳で足し算ができないことで悩んでいるなら、そろタッチがあれば計算力と一緒にこれらの力も育てられるので、一石二鳥ですね。
親がやりがちなNG対応と正しい接し方
5歳で足し算ができないとき、親の対応次第でお子さんの算数への気持ちが大きく変わります。
よかれと思ってやっている対応が、実は逆効果になっていることも。
ここでは、親がやりがちなNG対応と、正しい接し方を解説します。
「なんでできないの?」は禁句
「なんでできないの?」「何回教えたらわかるの?」は、絶対に言ってはいけない言葉です。
この言葉は、お子さんの心を深く傷つけ、算数嫌いの原因になります。
なぜこの言葉がNGなのか
お子さん自身も「できるようになりたい」と思っています。
でも、できない。
そんなときに「なんでできないの?」と言われると、「自分はダメな子なんだ」と感じてしまうんです。
結果として、算数に対する苦手意識だけでなく、自己肯定感まで下がってしまいます。
代わりに使いたい言葉
禁句ワードを以下の言葉に変換しましょう！
「難しかったね。一緒に考えよう」
「どこがわからない？」
「ゆっくりでいいよ」
お子さんの気持ちに寄り添い、一緒に考える姿勢を示すことが大切。
また、イライラしてしまったときは、一度その場を離れるのも有効です。
深呼吸して、気持ちを落ち着けてから接するようにしましょう。
他の子と比較しない
「お友達はもうできてるよ」「お兄ちゃんは5歳のときできたのに」といった比較は、百害あって一利なしです。
子どもの発達には個人差があります。
他の子と比べることで、お子さんは劣等感を抱き、やる気を失ってしまいます。
比較がもたらす悪影響
- 「自分はダメな子」という思い込み
- 兄弟姉妹への嫉妬心
- 算数そのものへの拒否反応
比較するなら、他の子とではなく、「昨日のお子さん」と比べてください。
「昨日より速く数えられたね」「前はできなかったのに、今日はできたね」
こうした声かけで、お子さん自身の成長を認めてあげることが大切です。
「うちの子、周りより遅れてるって思われたくない」
そんな気持ちもわかります。
でも、お子さんの人生は長いもの。
5歳で足し算ができるかどうかより、算数を「楽しい」と思えるかどうかのほうが、ずっと大切です。
「できた!」を一緒に喜ぶ
お子さんが「できた!」と感じる瞬間を、一緒に心から喜びましょう。
小さな成功体験の積み重ねが、お子さんの自信とやる気を育てます。
答えが間違っていても、考えた過程や努力を褒めることが大切。
「惜しい！もうちょっとだよ」「よく考えたね」といった声かけで、お子さんは「次も頑張ろう」と思えます。
また、お子さんが自分から「できた！」と報告してきたときは、必ず手を止めて反応してあげてください。
「見て見て！」に「すごいね」と返すだけでも、お子さんにとっては大きな励みになります。
算数の勉強は、親子のコミュニケーションの時間でもあります。
一緒に喜び、一緒に考えることで、お子さんの「もっとやりたい」という意欲と自己肯定感を育てましょう。
よくある質問｜5歳の足し算Q&A
5歳で足し算ができないことに関して、よくある質問にお答えします。
Q1：指を使って計算するのはダメ?
A：全く問題ありません！
幼児期は指を使うことで数の概念を理解しやすくなります。
広島大学の調査でも、7割の子が指で計算していて、小学3年生までに自然と卒業しているというデータが。
無理に禁止すると、かえって計算ができなくなることもあります。
Q2：ドリルはいつから始めるべき?
A：数の概念を理解してから始めましょう。
10までの数を正確に数えられる、「3個取って」と言われて正確に取れる、数の大小がわかる。
これらができるようになってからがベスト。
嫌がったら無理強いせず、遊びの中で数に触れることを優先してください。
Q3：そろばんとそろタッチの違いは？
A：そろばんは実物、そろタッチはタブレットで学ぶ違いがあります。
そろタッチのメリットは、自宅で好きな時間に学習でき、月額3,960円とリーズナブルなこと。
5歳で足し算ができないお子さんには、まず送迎不要で気軽に始められる「そろタッチ」がおすすめです。
まとめ｜5歳児は焦らず、楽しく算数好きに育てよう
5歳で足し算ができなくても、全く問題ありません。
10人に1人は同じ状況ですし、そもそも足し算は小学校入学後にしっかり学びます。
大切なのは、お子さんが「算数って楽しい！」と感じられること。
無理な先取り学習より、遊びの中で数に触れ、褒めて伸ばすことが成功の鍵です。
もし楽しく計算力を身につけたいなら、ゲーム感覚で学べる「そろタッチ」がおすすめ。
1日15分、送迎不要で、5歳から暗算の基礎が身につきます。
お子さんのペースを信じて、一緒に楽しく算数に触れていきましょう。
焦らず、子どもを信じること。
勉強を強要せずに日常から楽しく学びに繋げてあげながらそっと見守ることが、親として大事ですね。
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